京都のホームインスペクター 

ホームインスペクション(住宅診断)のブログ

現住住宅のホームインスペクション

 II現住住宅のホームインスペクション

 

先日、東海地方に出張して中古木造住宅のインスペクションを実施してきました。

築25年約40坪の木造2階建ての住宅です。

今回は売買のためのインスペクションではなく、

建物の状況を診断するためのホームインスペクションでした。

 

家主さんがお住まいのままで、家具もある状態での調査

 

調査のポイントは以下の2点

劣化が進んでいるところがあるか?

今後も住み続けられるか?

 

家主さんへの住宅の状況をヒアリングしてからインスペクションを開始

 

外部から 基礎、外壁、屋根、軒裏を見て行きます。

内部に入り、床、壁、柱、天井、建具、設備を念入りに確認していきます。

その後、床下に潜り、床下の状況、構造の状態を確認していきました。

天井に雨漏りなどの影響がみられ無い点と、天井裏に入ると室内にホコリが舞うので、小屋裏に上がりませんでしたが、天井点検口からカメラを入れて小屋裏を撮影しました。

ひとおとり建物の状況を確認

 

診断結果

外部の劣化はなく建物のゆがみ、傾き、構造材の劣化も見られず、床下はよく乾燥していて蟻害もなく、全体的に良い状態が保たれていることが分かりました。

 

その中でも2点の劣化を指摘

 

1.開閉出来ないサッシ

2階に開閉出来ないアルミサッシがありました。

原因

他のサッシは問題なく開閉出来たのですが、この建具だけ少し作り方が違っていました。 サッシを固定する上枠と雨をよける為のサッシ上部の水切り下地が兼用されていました。

隣地に接し、軒の出が浅いところだったので雨がかりになり、水切り下地を兼用した上枠が変形してサッシが開けにくくなっていました。

水切り下地は雨がかかり変形しても問題ありませんが、枠形状が変形すると建具が開けにくくなります。

対処方法の検討

サッシ枠に絡む工事は内外装工事も絡むので結構大変です。

今回は2階のサッシで外部足場も必要になり、改修工事が大掛かりいなってしまいます。 引き違いサッシのもう片方は辛うじて開閉できたため、家主さんに立会ってもらい現状のままにすることにしました。

 

2.脱衣洗面所の床がフカフカ

足を入れるとすぐに分かるほど床が柔らかく変形していました。

原因

原因はいろいろ考えられましたが、床下も点検し検討した結果、

脱衣所、洗濯機、洗面台からの水滴が原因で、床下地に使われている合板のに水分が含まれ膨張していました。

放っておくと、床の抜落ち、建物の根太や大引き、土台まで痛んでくることが考えられます。

対処方法の検討

設備配管や建物の構造に影響が無かったので、家主さんと工事業者と相談して床の張替えの補修工事(2日間) を行うことになりました。

現状はラワンベニヤでしたが、改修では床下地は耐水合板に変えてもらうよう工事業者にお願いしました。

 

 

 25年住まわれてきた家主さんの心配ごとは

耐震性を含め今後も住み続ける事ができるかどうか。

 

我々人間も同じですが、長い間生きてきたら体のどこかには悪いところが出てきます。筋肉がイタくなったり、関節が錆び付いたり、血管も劣化してきます。

建物も同じで診断すると、大なり小なり劣化したところは見つかるものです。

 痛んだところを出来る範囲で改善し、今後も安心してすまい続ける事ができるように提案するのがわたしたちホームインスペクターの仕事と考えています。

 

 

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