京都のホームインスペクター 

ホームインスペクション(住宅診断)のブログ

朽ちるインフラ

 II朽ちるインフラを読んで

 

GWもおわり、日常に戻りました。

皆さんは連休をどのように過ごされましたでしょうか?

私は家族と長野まで車で行き、GWらしくのんびり過ごしてきました。

思えば、家庭を持って以来初めて家族旅行らしい旅行でした。

勤め人時代は超多忙な日々で、世間が休みのGWは仕事の調整日として出社していました。 起業して以来、自分のペースで仕事を調整しながら休みを確保できるのが良いですね。

 

超便利な道路がやばい

車で高速道路を走っていると、道路、橋りょうやトンネルといったインフラがとても便利だということに改めて気付かされます。

もし、当たり前に利用している高速道路が通行できなくなったら移動や物流など大変になってしまいますね。

 

今回読んだ本の著者は

「戦後高度成長期に公共投資によって整備された社会インフラが老朽化によって、更新の時期を迎えており、何らか対策を取らないと危機的な状況を向かえつつある。」

と警鐘をならしています。

そして、施設の老朽化は道路に限らず、上下水道港湾学校庁舎といった公共施設にも同様なことが起きています。

 

 

予想以上にかかる維持管理コスト

 

「古くなったら直せばいい。」

全くそのとおりです。  

ただ、古くなったインフラの更新には莫大なコストがかかることが報告されています。

現在の公共投資額全体が年間約20兆円に対し、

更新投資に毎年約8兆円(約40%)総額330兆円!必要。

と試算しています。

もちろん、現状も更新投資には予算がついていて、年間投資額の20兆円のうち2兆円が現状の配分ですが、圧倒的に予算が足りていないことだけは分かります。

高速料金などの利用料金でメンテナンスできないのか? と思いますが、

新規道路の整備費用の投資回収に使われて、高速道路の利用料金のみではインフラ更新費用までは捻出できないのが現実のようです。

我々が考えている以上に公共施設の維持管理にはコストがかかっているようです。

 

 

図書館で本を1冊借りるのにいくら必要?

 

公共施設の維持管理コストのわかりやすい例が図書館です。

図書館で本を1冊借りるのにいくらかかっているか必要かご存知でしょうか?

平均1,000円!のことです。

正直かなり驚きました。 

100円から200円くらいはかかるかな? と思っていましたが、その10倍近くもコストが掛かっていたとは。。。 

月に2回本を借りに行けば2,000円です。 図書券配った方がいいんじゃない? と思ったほどです。 

正確にいうと1,000円は[1冊あたり]ではなく、[利用者一人あたり]にかかるコストですが、1回図書館で本を借りるのに思った以上に高いことがわかりました。

 

こういう具合に我々が思っている以上に公共施設の維持管理にコストがかかっていることを認識を新たにしないと行けないようです。

 

もはや現状維持も現実的では無い

さて、話を元に戻します。

今、我々が当たり前にように使っている社会インフラを今のまま維持して使っていこうとすると、年間8兆円(現状予算2兆円なので6兆円財源不足)必要ということです。

6兆円は国民一人当たりで計算すると、年間46,000円にもなる負担です。

4人家族だと年間184,000円にも及びます。

もうこれを捻出するのは現実的で無いことだけはわかります。。

 

公務員は必携です

 

では絶望的な現実を前にどのような対策をどのように進めていけばよいか。

その具体的な方法がこの本にまとめられていますので、興味がある方は是非読んでください。

公務員で公共施設マネジメントに関わっている部署の人は一人一冊必携ですよ。

 

朽ちるインフラ―忍び寄るもうひとつの危機

朽ちるインフラ―忍び寄るもうひとつの危機

 

 

ホームインスペクションの話題からかけ離れているようで、実は繋がっています。

今まで関わってきた公共施設での事例を紹介したいところですが、今回はこの辺りで。

 

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