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給湯器の寿命と故障のサイン(再掲)

II 給湯器の寿命と故障のサイン

 

寒くなってきましたね。給湯器の負荷が増すシーズンになると機器の不具合が出やすくなります。

寒い時期にお湯が出ないと本当に大変です。 

今年、我が家で給湯器の不具合が出た時の報告を再掲します。

 

給湯器の耐用年数は何年?

故障して初めて知る事も多いですが、給湯器にも耐用年数があります。

使用頻度は家族構成によって違いますが、ほぼ毎日使う給湯器。

冬は水温も低いのでお湯を沸かすにはパワーが必要です。

メーカーによると標準的な使用頻度の場合の耐用年数は10年と定めています。

10年を経っても使用できる場合が多いですが、交換修理用の保守部品が無くなった時点で修理対応ができなくなるので、故障対応できるのは約15年としています。

15年以上以降に故障した場合は修理ではなく、給湯器自体を交換する場合がお多いとのことです。

 

18年経過して基盤の故障

我が家の給湯器は設置して18年経過。

耐用年数も部品の保有期間も切れてしまっています。

故障の症状は

お湯は出るが、風呂の自動湯はりを操作するとエラーが出て止まってしまう。

というもの。

メーカーに連絡して代理店にみてもらった結果、給湯器の基盤の故障が原因との事でした。

これは、取り替えかな?

と思っていたところ、住宅を管理しているの不動産担当者と代理店が何やら連絡を取り合い修理をする事になりました。(賃貸住宅の多くの場合住宅設備の修理は家主負担になります。)

 

 

それでも修理をする場合

給湯器はそれほど安くはありません。

少しでも安く抑えるために「修理でなんとかしたい。」という場合はどうでしょうか。

 

  1. 給湯器のメーカーのお客様センターに連絡。
  2. 近くの代理店から連絡があり、訪問してみてくれます。
  3. 故障の原因を調べて、修理可能か判断してもらう。(修理にかかる日数や費用を確認する)
  4. 修理を依頼。
  5. 後日、連絡があり訪問、修理を行う。

という段取りになります。

こういう場合のメリットとデメリットを確認しておきます。

 

メリット

当座のコストを安く抑えることができる。

デメリット

交換部品がない場合が多い。部品がなければ給湯器交換。

交換部品があっても取り寄せになり修理までに時間がかかる

近いうちに今回故障した箇所以外も近いうちに劣化故障する場合もある。(再度修理が必要か、交換=修理のトータルコストは高くなる)

 

比較するとデメリットの方が多いですが、どうしても安く抑えたい時もあります。

これはユーザーが決めてください。

 

因みに、給湯器の故障の原因は経年劣化による部品の磨耗や基盤の故障が多いそうです。

 

故障のサインを見逃すな

代理店の修理担当者に聞いたことですが、

修理も交換も時間がかかるので時間に余裕をもって問合せするほうが良いとのことです。

特に冬期は故障の修理対応や取替えの問合せが多く、時間がかかるとのことでした。

冬にお湯が出なかったら顔を洗うのも辛いですし、お風呂にも入れないですね。

故障で完全にお湯が出なくなってしまう前には必ず故障のサインがあるようです。

  • お湯の量が減る。
  • 設定温度よりも低い温度のお湯しか出ない。
  • 追い炊きができない。
  • 自動湯はりができない。

このような症状が出た場合は故障のサインで近いうちにお湯が出なくなってしまう可能性が高いとのことです。

こういった故障のサインを見逃さずに変だな?

と思ったら、見てもらうようにしましょう。

 

 

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