夜、快適に寝たい(再掲)
II 夜、快適に寝たい
梅雨の時期から暑いですね。
今年の夏はどうなるのでしょうか。
先が思いやられますね。。。
今回は夜、寝る時の話です。
寝具でも快眠グッズが販売されていますが、今回は夏の夜、寝やすくするための部屋の環境づくりをご紹介します。
まず、快適に寝ることができる条件を確認します。
年齢、性別、体型、健康状態にもよるので個人差があることはご了承ください。
私が夏、快適に寝ることができる条件は、
室温24-28℃、湿度50%−65% 風速0.1m/s以下
この室内環境を維持できれば、もう何もいう事無いです。
*基本エアコンを使う
寝る時、エアコン(冷房・除湿)をつかっても問題ない方はエアコンをつかって快適にお休みください。
エアコンを使う場合は、タイマーで切らずに温度を高めに設定(29-30℃など)して朝までつけてください。
理由は、エアコンを切ると、1時間もしないうちに室温が他の無空調部屋と同じ程度に上昇してしまいます。
寝室が冷えすぎる場合は寝室の扉をすこし開けておく、サーキュレーター(扇風機)を併用するなど、工夫をしてみてください。
除湿運転にしても良いですが、湿度が下がりすぎないように注意してください。
*エアコンを使いたくない
エアコンがダメな人もいます。
- 風邪をひきやすい。
- エアコンの風が不快。
- 室温コントロールが難しい。(冷えすぎる)
- 乳幼児が一緒。
この場合、いろいろ工夫が必要です。
おすすめは、下記の組み合わせ
- サーキュレーターを置く (適度な風)
- 隣室のエアコンをつける (適度な室温調整)
- 凍らせたペットボトルを置く (適度な湿度調整)
- 窓を開けて外気をとり入れる(自然換気)
各ご家庭の間取りや寝室の状況、家外や近隣の状況によって、できる/できないがあると思いますが、上の条件を組合わせて使う事で、すこしでも快適に寝る事ができると思います。
*サーキュレーターを置く
サーキュレーターは扇風機ではなく、部屋の空気を循環させる目的です。
人ではなく、天井や壁に向けて使用してください。
できるだけモーター音が静かな製品が良いです。
*隣室のエアコンをつける
寝室のエアコンでの室温調整が難しい場合、隣の部屋にあるエアコンをつけます。
寝室と隣室との扉を開けて、冷えた空気を寝室に取り込みます。
この場合もサーキュレーターを隣室から寝室側に向けて回すと良いです。
できるだけ、パワーのあるサーキュレーターをつかってください。
*凍らせたペットボトルを置く
夜間、気温が下がると湿度がぐっと上がり100%近くになることもあります。
これが、不快な寝苦しさの原因です。
使用済みのペットボトルに水を入れて凍らせて枕元に置いてください。
輻射冷気とともに、ペットボトル周りにびっしり結露水が付きます。
この分空気中の水蒸気を減らす事で湿度を下げます。
1.5Lのペットボトル、2-3本を洗面器などの容器に入れて、寝室に置いてください。
小さい乳幼児がいる方に特におすすめです。
2-3時間でペットボトルの氷は溶けてしまいますが、水が冷えている限り水蒸気を減らし湿度を下げてくれます。
PS空調の原理と同じです。
*窓を開けて外気をとり入れる
外気が適度に低くなり、心地よい風が吹く時期になれば、窓を開けて外気を入れてください。
夜間の外気温が24度以下(天気予報の最低気温)になることが目安です。
窓の開け方にもコツがあり、風の入るところと、出るところを意識して窓を開けてください。
ただし窓を開けることで、セキュリティの問題や外部騒音が入る問題が生じることがあります。 各家庭の状況に合わせて窓を開けてください。
サーキュレーター(我家で使用している機種)
アイリスオーヤマ Lowya
静音で使易いです 縦横に首振り・リモコン付
少しでも快適に寝ることができるよう、いろいろお試しください!
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